良い球根と、悪い球根の見分け方
球根を購入する際には、中身が充実し、重みもあり、傷や病害虫のついていないものを選ぶようにしましょう。
特に発根部や芽の部分の傷や、病害虫に注意します。
よい球根を植えれば、ほぼ花が咲きますが、悪い球根では開花しないこともあります。
よい球根とは、表皮がきれいで張りがある、形が扁平でなくふっくらとして形がよい、腰高ではない、病斑がない、傷がない球根です。
また、球根自体のが大きくても、2~3個に分かれている(分球)しているものも注意が必要です。
分球していると、それぞれの球根は大きくはないので、花が咲かなかったり、咲いても小さな花であることが多いからです。
また、チューリップでは、外側に乾いた外皮がありますが、その外皮がはがれていないものを選ぶようにしましょう。
ユリの球根は、もともとその外皮がありませんので、そのまま保管していると乾燥してしまいます。
そのため、通常はおがくずやバーミキュライトなどと一緒にビニール袋など密封できるものに入れ、湿度を保って販売されています。
むき出しの状態で販売されているものは、状態の悪い可能性がありますので注意します。
球根は、重量が重く、病害虫の痕跡のない球根を選ぶようにすると、きれいな花を咲かせることができます。
球根を購入する最適な時期とは
秋植えの球根の購入時期
秋植え球根は、通常は10月上旬から11月上旬に植えつけを行いますので、購入は9月下旬頃から購入するようにします。
あまり早い時期、9月上旬頃では、まだ残暑が厳しく購入しれから植え付けるまでにまだ時間があります。
適度な低温貯蔵庫や涼しい部屋がない場合は、あまり早く購入すると球根が傷んでしまう可能性もあります。
ユリの球根などを早めに購入した場合は、植えるまでの間、清潔な川砂やバーミキュライトなどに埋めて、軽く湿気を含ませて、乾燥しないようにしましょう。
秋植え球根には、チューリップ、アネモネ、ムスカリ、スノードロップ、クロッカス、ラナンキュラス、アイリス、水仙、ヒヤシンス、テッポウユリ、カノコユリなどがあります。
春植え球根の購入時期
春植え球根は、主に亜熱帯や熱帯産ですので、あまり寒い時期の購入はおすすめできません。
植え付けの時期は、植物により異なりますが、3月下旬頃から6月ですので、春の彼岸の頃から植物の種類に合わせて購入するとよいでしょう。
春植え球根には、カンナ、ダリア、グラジオラスなどがあります。
球根を購入する際には、植え付け時期を考えながら、状態の良い球根を購入してきれいな花を咲かせられるようにすると、ガーデニングがもっと楽しいものになりますよ。
あなたも、球根植物を植え付けて美しい花を楽しんでみませんか?
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