母の日定番の贈り物の花、カーネーション育て方

春夏見頃の花

母の日に感謝の気持ちを込めて贈られることの多いカーネーション

ナデシコ科の多年草で、母の日には感謝の気持ちを込めて贈られることが多いのがカーネーションです。

その美しさから「神の花」と讃えられ、花色も豊富で、多くの品種が流通しています。

カーネーションの語源は、ラテン語で王冠のcoronaに基づくとも、この花で王冠を作ったからともいわれています。

またその他にも、肉を意味するラテン語caroに基づき、花の色が肉の色に似ているからだともいわれています。

南ヨーロッパおよび西アジア原産で、日本には江戸時代にオランダから渡来してきました。

和名では、オランダ石竹と呼ばれています。

 

 

 

カーネーションの土について

カーネーションは、水はけのよい土を好み、酸性の土壌を嫌います。

市販の培養土を利用するのが、簡単で便利です。

自作する場合には、赤玉土7、腐葉土3を混ぜ、少量の苦土石灰を混ぜ込むようにするとよいでしょう。

更に水はけをよくしたい場合は、上の配合に1割ほど山砂か鹿沼土を混ぜ込むとよいでしょう。

土の種類については、こちらで詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

 

 

カーネーションの肥料について

元肥として、緩効性肥料を混ぜ込んでおくようにします。

その後は、月に1回程度液肥を与えるようにします。

特に開花期には花付きをよくするためにも、液肥を忘れず与えるようにしましょう。

逆に、真夏と冬はカーネーションの生育が弱ってしまいますので、肥料を与えないようにします。

 

 

カーネーションの種まきについて

種まきの適期は、初秋です。

鉢植えなら、湿ったバーミキュライトを入れた鉢に種まきを行います。

種まきについては、こちらでも詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

 

 

カーネーションの苗について

苗の植え付けの適期は、3~5月、もしくは9~10月です。

植え付ける際には、根鉢を崩して植え付けてやるようにします。

苗を植え付ける時に行った方がよいことについて、こちらでも詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

 

 

 

カーネーションの日当たりについて

カーネーションは日光が大好きですので、日当たりがよく、風通しのよい環境で管理するようにします。

 

 

 

 

カーネーションの水やりについて

土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るほどたっぷりと水やりを行うようにします。

ただし、葉や花に水をかけてしまうと株が痛む上に、蒸れて病気に罹かりやすくなってしまいますので、葉を持ち上げて水やりを行うように注意しましょう。

特に高温期には、蒸れに弱いので注意しましょう。

 

 

カーネーションの摘心について

種まきからや、苗を購入して育てている場合には、摘心を行うようにします。

茎の先端を数cm程度切り取るようにすると、そこから脇芽が出て花数が増えます。

 

 

 

カーネーションの花がら摘みについて

カーネーションの花が咲き終わったら、なるべく早めに摘み取るようにします。

花をそのままにしておくと、株が弱って花付きが悪くなってしまいます。

 

 

 

カーネーションの切り戻しについて

株の花が咲き終わったら、すべての茎を半分程度まで切り戻しを行うようにします。

脇芽やこれから芽吹く節を確認して、そこを残すように切ります。

込み合っているところは、風通しをよくするために株元から切ってしまっても構いません。

早春に出てくる新芽は、2~3節残して摘み取ると、枝が増え株が大きくなり、花数も多くすることができます。

 

 

カーネーションの温度について

暑さ、寒さには強いのですが、蒸れに弱いので高温期には、乾燥気味に育てるようにし、株が密集している場合には枝を整理したり、切り戻しを行うようにします。

また、冬は強い寒風にもあてないようにしましょう。

 

 

 

 

カーネーションの病害虫について

過湿な環境では、灰色カビ病などが発生しやすくなりますので、花がらや枯れた葉はこまめに取り除くようにしておきましょう。

ウイルス病、立枯れ病は他の株に感染しないように見つけたらすぐに取り除くようにします。

害虫は、アブラムシなどが発生しやすいので、見つけ次第早めに手で取り除くか、薬剤で駆除してやるようにします。

 

 

 

母の日にカーネーションが贈られたり、手に入れたりした場合には、上手に育てて長く花を楽しみたいですよね。

あなたもカーネーションをうまく育てて、ガーデニングを楽しんでみませんか?

 

 

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