暑い夏にも育てやすい、ビギナーさんにもおすすめ夏の花
夏の花といえば、品種も豊富なペチュニア
ペチュニアは、ナス科の多年草で花期は3~11月、夏の寄せ植え素材としてとても人気のある植物です。
薄くひらひらとした透けるような花びらの花を、夏場の長期間に渡って咲かせてくれます。
多年草であるペチュニアですが、寒さに弱いため日本では1年草扱いになっています。
剪定を上手に行うと、枝分かれてしてたくさんの花を咲かせ、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。
ペチュニアは、夏の暑さには強く、真夏の日差しでも枯れることはありません。
過湿を嫌う点だけ
ペチュニアは、色幅も豊富で多花性、一重咲きから八重咲きまで様々あり、品種も数百種類はあるといわれており、毎年新品種が発売される人気の花です。
ペチュニアには、大きくわけてこんもりと丸くまとまるものと、茎を長く伸ばしてハンギングバスケットなどで垂らすのに最適なものなどがあります。
花も一重から八重咲きのものまであり、用途に応じて品種を選ぶようにするとよいでしょう。
ペチュニアについてはこちらで詳しく紹介していますので参考にしてください。
小さなペチュニアのような花を咲かせる、カリブラコア
カリブラコアは以前は、ペチュニア属に分類されていましたが、1990年に小輪多花性の28種が分離され、カリブラコア属として独立しました。
過去、ペチュニア属に分類されていた過去がある通り、ペチュニアによく似た小型の花を咲かせます。
カリブラコアが観賞用として栽培されるようになったのは、近年になってからです。
花期は4月~11月、花期になると分枝下茎の頂部に、花径2~3cm程度の小さな花を咲かせます。
花は筒状で花冠が浅く、5裂して平らに開いており、花色はペチュニアにはないオレンジ、鮮やかな黄色、茶色など非常に多彩な花色が特徴となっています。
また、花付きも非常によく、最盛期には株を覆うように無数の花を咲かせてくれる為、見ごたえがあります。
ペチュニアよりも丈夫な性質を持ち、ペチュニアのように茎に粘着性がないのでお世話しやすく、ビギナーさんにも育てやすい夏の花になります。
カリブラコアについてはこちらで詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
暑さに強く育てやすい、星形の花が可愛らしいイソトマ
イソトマの花期は5~10月になり、葉の付け根から花柄を伸ばし、花径3~4cm程度の星形の可憐な花を咲かせてくれます。
花は基部が筒状で先端が深く5裂しているため、5枚の花弁を持っているように見えます。
花色は紫や白、ピンクなどがあり、真夏には開花が鈍りますが、花期は長く次々と開花してくれます。
株は横に広がる性質があるため、寄せ植えの他ハンギングにも向いています。
乾燥気味に管理してやるようにすれば、暑さにも負けず丈夫で育てやすい可憐な星形の花を長く咲かせてくれる、ビギナーさんにおすすめの花です。
イソトマについては、こちらで詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
丈夫で育てやすく、明るい花色が花壇を華やかに彩ってくれるマリーゴールド
マリーゴールドはとても丈夫で日当たりのよい場所であればよく育ち、開花期間も長いためギビナーさんにも育てやすい夏の花です。
花色は、オレンジ色、山吹色、クリーム色、黄色などがあり、花の大きさは4~7cm程になります。
マリーゴールドには大きく分けて、アフリカンマリーゴールドとフレンチマリーゴールドという二種類に分けることができます。
アフリカンマリーゴールドは、開花時期が5~11月でポール咲き、大輪のものが多く花色はオレンジ、黄色、白色で、草丈は30~100cm程度、フレンチマリーゴールドよりも暑さに強い特徴を持っています。
対してフレンチマリーゴールドは、開花時期が5~7月、9~11月になり、花色は赤、オレンジ、黄色などで一重咲きのものと八重咲きのものがあります。
草丈は20~30cmとアフリカンマリーゴールドよりも低いものが多くなっています。
また、アフリカンマリーゴールドよりも耐暑性が弱く、猛暑などにはやられてしまう場合もあります。
マリーゴールドは、コンパニオンプランツとしても有名です。
マリーゴールドはこのコンパニオンプランツとして、様々な植物との相性がよくマリーゴールドを一緒に植え付けると植物の根を侵すセンチュウを防ぐ効果があるといわれており、野菜などと一緒に植えられることもあります。
コンパニオンプランツ以外にも、マリーゴールドには花をハーブティーとして利用したり、エディブルフラワーや、花びらをオイルに浸しマッサージオイルとして利用したり、食用オイルとしてドレッシングなどにも利用することが出来るとても用途の多い花になります。
マリーゴールドについては、こちらで詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
暑さに強い多肉植物、エキザカム
エキザカムは夏から秋にかけて次々と花を咲かせ、青紫や白、ピンクの小花が葉を覆うように咲きます。
花は一重咲きが一般的ですが、上品な趣の八重咲も人気があり流通するようになっています。
葉は長い柄のある広卵形で光沢をもち、斑入り葉品種などもあり、花には甘くほのかな芳香があります。
エキザカムは多肉植物になりますので、過湿を嫌いますので乾燥気味に管理してやるようにすると長く花を楽しむことができる、ビギナーさんにもおすすめの花になります。
上手く育てれば、長い期間にわたって可愛らしい花を咲かせてくれるエキザカム。紫や、白のちいさな花や、斑入りの葉など種類も色々と出回っています。
エキザカムについては、こちらで詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
夏の花壇を彩ってくれる、サルビア
実はサルビア(アキギリ属)は、原種、栽培種を含めるととても多くの種類があり、500種とも1,000種あるともいわれています。
英語では、サルビアもセージもアキギリ属全体を指す言葉になります。
単に「サルビア」というと鑑賞用園芸種全体または「サルビア・スプレンデス(一般的な真っ赤な花のサルビア)」を指し、単に「セージ」というとハーブの「コモンセージ」や「ガーデンセージ」を指すというように使い分けられているようです。
たくさんあるサルビアの園芸種の中には、一般的な赤だけでなく、ハーブの流行に伴い青やピンク、紫、白、白赤の二色など様々な花色が流通するようになっており、そのほとんどが宿根草となっています。
品種によって差はありますが、ほとんどのサルビアは半年近く花を咲かせてくれますが、夏の暑い時期にも咲かせ続けると株が疲れて秋に弱り気味になってしまうことがあります。
普通の育て方でも十分花を楽しむことはできますが、8月頃に切り戻しを行ってやると切ったところから脇芽が出て、茎数の多い株姿になりまた秋に花を楽しむことができます。
サルビアは夏の花壇を鮮やかに彩ってくれる、ビギナーさんにもおすすめの花です。
サルビアについては、こちらで詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
暑さが厳しい夏の時期でも、暑さに負けず花を咲かせてくれる育てやすい花をご紹介しました。
あなたも、これらの花を育てて夏のガーデニングを楽しんでみませんか?
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