丸い葉っぱがネックレスのように伸びる、かわいいグリーンネックレス
グリンピースのような、まん丸の葉っぱがネックレスのように伸びながら育つ、グレーンネックレスは、ハンギングで育てると葉の美しさを楽しむことができ、人気の多肉植物です。
別名では、その姿から「緑の鈴」とも呼ばれています。
原産はアフリカ南部、ナミビアの砂漠地帯ですので、乾燥に強く丸い葉に水分を溜めておけるようになっています。
グリーンネックレスを育てる土について
グリーンネックレスは過湿を嫌いますので、水はけのよい土に植えるようにします。
粘土質の土は、根腐れを起こしたり栄養が行き渡らなくなるので避けるようにします。
市販されている多肉植物の土を利用するのが、簡単で確実です。
グリーンネックレスの肥料について
グリーンネックレスは春と秋が生育期になりますので、その時期には液体肥料を月に１回程度与えるようにします。
夏と冬は休眠期になりますので、肥料は必要としません。
グリーンネックレスの日当たりについて
グリーンネックレスは日光を好みますので、よく日の当たる場所で管理するようにすると良く育ちます。
ただし、真夏の直射日光は葉焼けを起こしますので、遮光してやるようにしましょう。
グリーンネックレスの水やりについて
グリーンネックレスは、元々砂漠に育つ植物ですので、乾燥には強く過湿には弱いので、過剰な水やりは根腐れの原因になります。
生育期の春、秋は土が乾いたのを確認したら、鉢底からたっぷりと水が流れ出る程度に水やりをします。
乾燥を好むからと、少ししか水やりをしないのはいけません。水やりをする場合は、鉢底から流れ出るまで、たっぷりと水やりをするようにしましょう。
その後は、受け皿にたまった水は必ず捨てましょう。そのままにしておくと、根腐れの原因になります。
休眠期である夏、冬は乾燥気味に育てるようにし、夏は土が乾いてから２～３日程度、冬場は土が乾いてから１週間程度空けてから、水やりを行うようにします。
グリーンネックレスは、葉をみれば水分が足りていないことがわかります。
水分が足りなくなった場合は、ぷっくりとしていた葉がしわしわになってしまいます。そんな状態の時は乾燥のサインですので、たっぷりと水をやるようにしましょう。
グリーンネックレスは乾燥に強い植物です。少しくらい葉がしわしわになってしまっても、枯れてしまうことはありませんので、根腐れ防止のためにも乾燥気味に育てる方が上手に育てられますよ。
グリーンネックレスの花がら摘み
秋頃上手く育てていると、花を咲かせることがあります。
花が咲いた場合は、そのまま花を咲かせ続けていると株が弱る原因になりますので、カットするようにしましょう。
グリーンネックレスを育てる温度について
グリーンネックレスは耐暑性はあるのですが、日本の高温多湿の環境が苦手ですので、真夏は遮光して乾燥気味に育てるようにしましょう。
また冬場は、室内の明るい場所に取り込んだ方がよいでしょう。
グリーンネックレスは10℃を下回ると生育が止まり、３℃以下の環境では枯れてしまうので3℃以下にならないよう注意します。
また室内で管理する場合、室温が高ければ休眠しない場合もあります。その際は、生育期と同じように水やりを行いましょう。
グリーンネックレスの植え替えについて
グリーンネックレスは2年に1回程度は、植え替えをしてやるようにします。
植え替えの際に、傷んだ根があれば切り取ってから植えるようにしましょう。
グリーンネックレスの増やし方、挿し木と水挿しについて
グリーンネックレスは、挿し木と水挿しで増やすことができます。
挿し木は、グリーンネックレスを10～15程度の長さでカットし、市販の多肉植物の土に乗せ、何か所か薄く土をかぶせてから霧吹きなどで水やりを行います。
カットする際は、細菌の感染を防ぐために清潔なハサミなどを使用するようにしましょう。
その後は、直射日光の当たらない明るく、風通しのよい場所で、土が乾いたら霧吹きで水をやり管理しましょう。
上手くいけば、1～2か月程度でどんどんと脇芽が出てきます。
また、水挿しで増やす場合は、15～20cm程度の長さでカットし、水を張った容器半分だけつけます。
中の水が腐らないよう毎日取り換え、直射日光のあたらない場所で管理すると、1～2週間程度で根が出てきます。
根が出てきたら、市販の多肉植物の土などに植え付けるようにします。
グリーンネックレスの株姿が乱れた時は、切り戻しを行ってリフレッシュを
長くグリーンネックレスを育てていると、根元の部分の葉がなくなったり、枯れてきたりする場合があります。
そんな時は、切り戻しを行って株をリフレッシュするようにしましょう。
思い切って短く剪定し、新しい脇芽を出させるようにします。
そうすれば、また購入した時のようなこんもりとした株に蘇りますよ。
ハンギングや見下ろすような位置に置くと、ネックレスのように葉が伸びていき、美しい姿を楽しむことができますよ。
乾燥気味に育てることに注意すれば、育てやすい多肉植物ですので、あなたもグリーンネックレスを育てて楽しんでみませんか？
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