よい香りを楽しめる、ローズゼラニウムの育て方、切り戻しについて

ハーブの育て方

良い香りが楽しめるローズゼラニウム

初心者でも育てやすく、とても良い香りのするローズゼラニウム。

よく、アロマオイルでも楽しまれていますよね。

昔イギリスでも、人が通る場所に飾り、人が通るたびにスカートの裾が触れて香りが広がるのを楽しんでいたりしたそうです。

手で葉を触れると、バラに似たよい香りがしますので、ポプリなどに利用するのもよいかもしれませんね。

 

ローズゼラニウムを育てる土について

ローズゼラニウムは、過湿を嫌いますので、水はけのよい土を使用します。

市販の培養土バーミキュライトを混ぜ水はけを良くするのもいいでしょう。

また、市販のハーブ用の土を使用するのが、簡単で確実です。

 

 

ローズゼラニウムの肥料について

あまり肥料を与えなくても大丈夫ですが、冬以外の生長期には液体肥料を、1週に1回もしくは2週に1回程度与えると、よく育ちます。

 

 

ローズゼラニウムを育てる際の日当たりについて

ローズゼラニウムは日光を好みますので、日当たりのよい場所で管理するようにします。

ただし、過湿を嫌いますので風通しのよい場所に置くようにします。

真夏の暑さは苦手ですので、遮光してやるようにしましょう。

 

 

ローズゼラニウムの花がら摘み

ローズゼラニウムの花は、咲き終わったら適宜取り除くようにします。

また花が終わる梅雨頃には、株の半分から3分の2程度まで切り戻し、蒸れを防ぐようにします。

 

ローズゼラニウムを育てる温度について

ローズゼラニウムは亜熱帯性の植物のため寒さに強くはありませんが、雨が当たらない軒下や日差しが差し込む窓辺なら冬越しも可能です。

3℃以下になる場合や、霜にあたると枯れてしまいますので注意します。

夏よりも冬の方が乾燥しにくくなるので、夏よりも水やりの頻度は控えましょう。

暑さには強いのですが、真夏の直射日光は遮光して管理するようにします。

特に蒸れる環境では、溶けてなくなってしまうなんてこともありますので、過湿には注意しましょう。

 

過湿に弱いローズゼラニウムは切り戻して夏越ししましょう

ローズゼラニウムは、1メーター前後の高さにまで成長する低木です。

そのまま育てていると太い木になり、下の方は茎だけになり寂しくなってしまいます。

ですので、株姿を美しく保つ為と、蒸れを防ぐために花が終わったら、茎の新芽が出ている上で切り戻しを行います。

新芽があれば、そこからまた新しく葉が出てくるので心配いりません。

株の半分から3分の2程度までばっさりと切り戻し、夏越しさせるようにしましょう。

 

 

ローズゼラニウムの病害虫について

ローズゼラニウムの香りには虫除け効果があるので、害虫があまりつきませんが、ヨトウムシは構わず幼虫を産みつけ、葉を食害します。

ヨトウムシは大きくなると殺虫剤による防除効果が低下するので、幼虫のうち取り除くか、薬剤を散布し予防するようにします。

ローズゼラニウムは過湿に弱く、湿った環境では、花やつぼみ、茎、葉っぱが溶けたように腐る灰色カビ病になりやすくなります。

梅雨や雨が続いたときは特に注意が必要で、水を与えすぎないこと、風通しのよい場所に移動することで予防することができます。

また、灰カビ病を発見した場合は、その部分をすぐに取り除き他に感染しないようにします。

ローズゼラニウムの増やし方

ローズゼラニウムは、挿し木で増やせます。

挿し木は、切った茎を一旦日陰で乾燥させてから、土に挿すと発根します。

挿し木の時期は春と秋が適しています。

 

ローズゼラニウムは頻繁に植え替えを

ローズゼラニウムは根張りのよい植物ですので、1年に1回は植え替えるようにします。

植え替えないと、根詰まりを起こして枯れてしまう場合があります。

植え替えは夏と冬を避けた9月~11月頃が適しています。

 

 

 

ローズゼラニウムはバラの香り成分であるゲラニオールを含んでいて、バラの代わりにローズオイルの成分を抽出するために育てられていました。

あなたも、ローズゼラニウムを育ててフレッシュな香りを楽しんでみませんか?

コメント