カルーナの育て方
白やピンク、黄色など可愛らしい小ぶりのつぼみを、花茎に多くつけます。
また花は、色が褪せにくいので長く花を楽しむことができます。
カルーナはエリカの近縁の植物で、カルーナとはギリシャ語の「掃く」を意味するkallynoが語源といわれており、この枝でほうきを作ったことに由来しています。
葉は鱗片状で、その間から花を咲かせ、枝全体が一つの花穂のようにも見えます。
カルーナは、別名ギョリュウモドキ(御柳疑・魚柳疑)、四方柏(しほうはく)、ヒース、ヘザーとも呼ばれています。
冷涼な気候を好み、カナダなどでは野生化しています。
ヒースランドとも呼ばれる荒地のような場所で見られ、やせた酸性土の他の植物が育ちにくところで育ちます。
カルーナはうまく他の植物を引き立ててくれるので、寄せ植えの材料としてもとても人気があります。
ガーデンシクラメンやパンジー、ビオラ、葉ボタンなど草丈の低い植物とよく合いますので、寄せ植えなどしてみませんか?
カルーナの土について
カルーナはツツジ科の植物ですので、酸性の土壌を好みます。
鹿沼土7、ピートモス3の割合で混ぜて植え付けるとよいです。
それぞれの土については、こちらで詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
カルーナの肥料について
植え付けの際に元肥を入れれば、追肥はあまり必要とはしません。
元肥については、こちらで詳しく説明していますので参考にしてみてください。
年に2回ほど緩効性肥料を与えましょう。
カルーナの水やりについて
元々湿地性の植物ですので、乾燥は嫌いますが、過湿も嫌います。
受け皿に水を溜めっぱなしにしていると、根腐れをおこして枯れてしまいます。
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと与えます。
カルーナの日当たりについて
カルーナは、日当たりがよく涼しい場所を好みます。
ただし暑さには弱いので、夏場は半日陰の涼しい場所で管理するようにします。
日当たりが足りないと葉の色や、花付きが悪くなってしまいます。
カルーナを育てる温度について
マイナス20度の寒さでも枯れたりしない、強い耐寒性をもっています。
しかし、耐暑性はなく暑さと過湿を嫌いますので、夏は半日陰の風通しのよい場所で管理します。
カルーナの病害虫について
アブラムシやハダニ、灰色カビ病などがあります。
風通しのよい場所で管理すると、病気の予防になります。
カルーナの切り戻しについて
1月頃、全体の花が咲き終わったら、株元から3cmくらいの高さまで刈り込みます。
常緑低木ですので、冬の間も葉が落ちたりしませんので緑を楽しむことができます。
多湿に弱い品種ですので、夏の暑さと過湿に備えて梅雨前に3cmほどの高さまで刈り込みを行います。
7月頃に花芽がつきますので、その前までには剪定をすませるように注意します。
寄せ植えによく利用されるカルーナを使って、あなたも季節の花の寄せ植えを楽しんでみませんか?
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