アイビー(ヘデラ)の育て方、刈り込みについて

観葉植物、多肉植物、花木

アイビー(ヘデラ)について

色々な種類のあるアイビー。ヘデラとも呼ばれています。

学名のヘデラHederaは、ギリシャ語のヘドラhedra(座る、葉が密生する)が語源とされ、その絡みつき、巻き付いて離れない草姿に由来するといわれています。

また少し話は逸れますが、米国北東部にある有名私立大学8校による連盟をアイビー・リーグ(Ivy League)と呼び、世界有数の名門大学群としてその名を馳せています。

その名前の由来には諸説ありますが、伝統的な大学は校舎も古く、アイビー(ツタ)で覆われていることが多いことに因むともいわれています。

見たことがないという人はいないくらい、ポピュラーな植物なのではないでしょうか?

ギザギザとした形やハートの形をした葉や、緑や黄緑、斑入りのものなど、毎年新しい種類のアイビーが店頭に並んでいます。

とても育てやすく、鉢植えで、寄せ植えで、ハンギングでと活用の幅も広いので、ぜひ手に入れて育ててみませんか?

 

アイビー(ヘデラ)の育て方

 

アイビーの土について

水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。

市販されている培養土でも大丈夫ですが、自作する場合は、赤玉土6、腐葉土4の割合で配合したものを使用します。

 

アイビーの肥料について

肥料はなくても育ちますが、鉢植えで次々と葉を展開させたい場合は、春と秋の2回に緩効性肥料を与えるようにします。

 

 

寄せ植えなどで、あまり大きくなってほしくない場合は元肥のみ施し、追肥は与えないようにします。

元肥については、こちらで詳しく説明していますので参考にしてみてください。

 

アイビーの日々の管理について

 

アイビーの日当たりについて

日光を好む植物ですので、日当たりのよい場所で管理しますが、夏などのあまりにも日差しが強い時期は遮光するなどしてやります。

特に斑入りの品種は、強い日差しで葉焼けし、最悪枯れてしまうこともあるので注意します。

ただ、耐陰性もありますので、日の当たらない建物の影や室内でも育てることもできます。

ただし、日光があたらない環境下では徒長しやすいうえに、斑入りがきれいにでない場合がありますので、できるだけ日光が当たる場所で管理してやりましょう。

 

アイビーの水やりについて

土の表面が乾いたらたっぷりと、鉢底から水が流れるほど与えるようにします。

 

アイビーを育てる温度について

アイビー(ヘデラ)は耐寒性も強く戸外での越冬が可能です。

高温は苦手ですので、涼しい場所で管理するようにしましょう。

気温が高いほど葉焼けが起こる可能性が高くなりますので、40度を超えるような時は日陰に移す、もしくは遮光ネットなどを利用して、株を守るようにします。

 

アイビーの病害虫について

病害虫には強いので、育てやすい植物です。

ただ、ベランダなど雨の当たらない乾燥した環境では、ハダニ、アブラムシなどが発生しやすくなりますので、葉水をして予防するようにしましょう。

 

 

アイビーの刈り込みについて

アイビー(ヘデラ)は、蔦性の植物ですので、どんどんと長く伸びて生長していきます。

大きくなると、株が乱れ、先の方は青々としているのに株元は葉が黄色くなってしまいます。

ですので、そうなった場合は梅雨までの時期にばっさりと刈り込みを行うようにします。

大丈夫かなと思うかもしれませんが、本当にばっさりと株元で切ってしまいます。

ですが、切ってしまったアイビーも捨てたりせず、花瓶などに活けて楽しむことができますよ。

花瓶にしばらく活けていると、根がでてきますので、そうしたらまた鉢に植え付けて増やしたり、そのまま水耕栽培で楽しむこともできますよ。

寄せ植えや、お部屋の彩り、ハンギングと色々に楽しめますので、上手にアイビーを育てて楽しんでみてくださいね。

 

 

コメント