ガーデニングの肥料について

ガーデニングを初めるにあたって

ガーデニングで使用する肥料

せっかくお気に入りの植物をみつけて植え付けたなら、きれいな花を咲かせてみたいですよね。

病害虫に負けない健康な株に育てるには、植物に必要な栄養源である肥料は欠かせません。

肥料の特徴や性質を理解して、効果的な与え方や与えるタイミングを覚えておくことは重要です。

 

 

肥料が必要な理由
植物は光合成を行い、植物を形成する炭水化物をつくりだすことは可能ですが、成長に不可欠なチッソ(N)、リンサン(P)、カリ(K)は土から吸収するしかありません。
自然界なら動物の死骸や落ち葉などが分解されますので、それらは供給されますが鉢植えでは難しいので肥料を補う必要があります。
花肥、実肥 (P)リンサン
植物の細胞をつくるのに必要な栄養素となります。
花や実、種の成長に大きく作用します。
花を大きく色鮮やかに咲かせる、花期を長期に保つためには必須の栄養素となります。
葉肥 (N)チッソ

植物の葉の成長に必須のたんぱく質の成分です。

茎を丈夫に、葉を大きく元気に保ちます。

多く与えすぎると葉ばかり茂る(徒長)ので、与えすぎには注意が必要です。

 

 

根肥 (K)カリ

根の張りをよくする作用があります。

植物の生理作用に大きく作用し、植物を丈夫でがっちりとした株に育てます。

不足すると病害虫の被害を受けやすくなるので注意します。

 

 

 

肥料の種類
有機肥料
肥料の中でも、動植物を原料とした肥料です。
落ち葉や枯草などを発酵させた天然肥料、発酵たい肥。
牛糞を発酵させたたい肥、発酵牛糞などがあります。
化学肥料
無機物を原料に化学的に製造された肥料です。
マグァンプK、ハイポネックス原液、プロミック、ハイポネックスキュート、HB-101などがあります。
配合肥料
有機質肥料と無機質肥料を混合した肥料です。
お互いの長所を生かした肥料となります。
完全配合肥料、有機配合などがあります。
肥料の与え方、タイミング
元肥
元肥は植物を植え付ける時や、植え付け前の土に混ぜ込んで事前に与える肥料のことを指します。
土中に適切な量を均一になるように混ぜ込みようにします。
ただし、市販の元肥入りの培養土を使用する場合は、混ぜ込む必要はありません。
緩効性肥料は植え付け時に混ぜ込みますが、有機質肥料は効果が発現するまで時間が必要ですので、植え付ける2~3週間前には土に混ぜ込んでおくように気を付けます。
追肥
追肥は、植物の成育途中に与える肥料のことを指します。
成育に合わせて液体肥料などの即効性のものや、固形肥料などの効き目の持続するものを与えます。
液体肥料は7~10日に1回程度を目安に与えます。
固形肥料は30~40日に1回を目安にします。
葉の色が薄くなる、花が小さくなるなどが肥料切れのサインですので、日々観察してそのサインを見逃さないように注意します。
お礼肥
植物の開花直後、実の収穫直後に追肥と同じように緩効性、もしくは即効性肥料を与えるようにします。
また、肥料の使用期限についてや、もしもカビが生えてしまった場合などの対処法については、こちらで紹介していますので、参考にしてみてください。

コメント