植え替える時には、必ず根を湿らせた状態で
植物を植え替える際には、根を乾かさないように行いましょう。
根を乾かしてしまうとそれだけでストレスを与えてしまいますし、根によっては、根そのものが機能を失ってしまうこともあります。
植え替える場所の日当たりが良かったり、風通しがよい場所の場合は、湿らせた新聞紙で根の部分を包み、乾かさないなどの工夫が必要です。
また、植え替えの用土を使用する際には、植え穴を掘ったら水をたっぷりとかけ、穴の表面の土に水分を含ませておくようにします。
穴全体に浸透するまで十分水を注ぐようにして利用するようにしましょう。
湿らせる加減としては、水でべたべたになってしまうほど濡らすのではなく、軽く全体が湿っぽくなる程度が適当です。
また冬など空気が乾燥しやすい時期は、根鉢に霧吹きなどで水をスプレーするか、じょうろで水をかけるようにしてやるとよいでしょう。
または、根鉢ごと水を張ったバケツに静かに沈め、株の重みだけでじっくり沈むまで給水させるようにします。
その際、手で押さえて深く沈めたりはしないようにしましょう。
植え付けた後の水やりについて
植物の根は、土が湿ったままの状態では伸びず、適度な乾湿が交互にくると発達します。
植え付けた直後はたっぷりと水やりをしますが、その後は土の表面が乾燥するまで水やりをしないようにします。
土が乾くことにより、水を求めて新たな根を伸ばし、土中に根を伸ばしていきます。
土がいつも湿っていると、水を求めて根を伸ばす必要がないので、根は発達しません。
しっかりとした新しい根を出させることにより、その後の植物の生長が促進されて丈夫な株になります。
鉢植えは、鉢底にしっかり水が流れ出るまでたっぷりと水やりは行うようにしましょう。
水が抜けることにより、鉢内の土壌粒子の間隙にある空気が入れ替わるからです。
みずやりは水分を補給する以外に、酸素が豊富な新鮮な空気を鉢内に入れる作用もあります。
このことにより、根の呼吸が活発となり、植え付けた後の植物の健やかな生長を促すことができるようになります。
ガーデニングでは、植物の根をどう健やかに生長させるかが大切になってきます。
しっかりと根を張った植物は、健康に育ち、少しの環境の変化や病害虫にも、人間が手助けしなくても自らの抵抗力で耐えてくれる株へと育ってくれます。
ちょっとした注意を払うことにより、ガーデニングで植物を枯らしてしまうなんていう悲しい出来事を防ぐことができますので、植え替えの時や水やりの際に、上記の点を注意して行ってみてくださいね。
そうして、あなたも、ガーデニングライフを楽しんでみませんか?
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