ベランダで、いちごのプランター家庭菜園に挑戦してみませんか?
赤くておいしい、いちご。
畑なんてなくても、植木鉢があれば育てることができます。
あなたも、育て方のポイントを押さえて、おいしいいちごを収穫してみませんか?
いちごを育てるための土について
おいしいいちごを収穫するためには、健康な株に育てなければいけませんよね。
いちごに向いた土は、簡単に用意する場合は、市販の培養土、いちごの土などが市販されていますので、それを利用するとよいと思います。
自作する場合は、ピートモス8、パーライト1、バーミキュライト1を混ぜるようにします。
ピートモスはとても水もちがよいので、最初の植え付けの際はしっかりと水を含ませるように注意しましょう。思ったより水を吸い込みますので、鉢底から水が流れるまでしっかりと水やりする必要があります。
いちごの肥料について
いちごは肥料やけしやすい植物です。
葉のふちが茶色になっている場合は、肥料のやりすぎが原因かもしれません。
肥料のやり過ぎは、葉ばかり茂り花が咲かず、実が成らない原因にもなります。
前述した自作の土を使用する場合は、元肥を入れず植え付け時に緩効性の置き肥を与えるようにします。
市販の土で元肥の施されているものの場合は、1か月程度後に追肥を施すようにします。
いちごの苗の選び方、苗を植える時期
苗は、病気に罹っていない健康な株を選ぶようにします。
初心者にもおすすめの、育てやすい品種は紅ほっぺ、とちおとめなどが有名ですが、とてもたくさんの種類がありますので色々挑戦してみるのもよいと思います。
またいちごは、一季なりと四季なりいちごに分かれます。
一季なりは、いわゆる春先に出回る、年に一度春に収穫できるいちごです。
四季なりは、真冬以外は収穫できるいちごです。
ただし、四季なりいちごは、一季なりいちごに比べて味が落ちるといわれています。品種改良もされ、味も改良されていますが、やはり味を求めるなら一季なりいちごを育てるのがよいと思います。
苗は春と秋に販売されていますが、初心者は秋に購入するのがおすすめです。
春の苗は、夏越しさせてランナーから苗を取り、その苗を再度秋に植え付けて春に収穫するという流れになるからです。
秋でしたら、購入した苗を植え付け、春に収穫するだけですみます。
苗を植え付ける際は、枯れた葉などは取ってから植え付けるようにします。
また、いちごはクラウンを土に埋めてしまう深植えにしてしまうと、枯れてしまいますので、その点は必ず注意して植え付けるようにしましょう。
苗には向きがあります。
秋の苗には、土から伸びたランナーを切ったあとがありますので、そちらが後ろ側になります。
いちごは、ランナーと反対側に花を咲かせ、実がなりますので、どちらに実を成らせたいのか考えながら植え付けるようにしましょう。
苗を植え付ける際は、15~20cm間隔をあけて植え付けるようにします。
プランターなどでも育てることができますが、素焼きのストロベリーポットなどに植え付けるのもかわいくておすすめですよ。
また、素焼きではなくプラスチックの重ねてストロベリーポットのようにするハーベリーポットも、重い鉢が嫌な方にはおすすめです。
いちごの日当たりについて
いちごは日当たりを好みますので、よく日の当たる場所で管理します。
真夏の強い日差しの時は、少し遮光して管理するのがよいかもしれません。
いちごの水やりについて
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るほどたっぷりと与えるようにします。
いちごの花が咲いたとき、人工授粉の方法について
四季なりいちごは適温であればいつでも開花しますが、一季なりいちごは春先に花を咲かせます。
ただし、最近の温暖化の影響で秋などに、一季なりでもまれに開花することがありますが、株の成長が追い付いていないので、もったいないのですが花を摘み取るようにして、春まで株を生長させるのがおいしいいちごを収穫するポイントです。
また、ランナーも収穫するまでは伸ばしてしまうと株が疲れる原因になるので、摘み取るようにします。
適期に咲いた花のみ残し、人工授粉の処理をしてやりましょう。
みつばちがやってくる望まれた環境で育てている方は、みつばちに受粉を任せてしまって大丈夫ですが、大体の方は虫がやってきてくれる環境ではないと思いますので、人間の手で受粉作業をしてやらないといけません。
やわらかい筆などで、均一に受粉するようにしてやります。
人工授粉でできたいちごは、いびつな形をしていますがそれが普通です。
店先に売られているようなきれいな形のいちごは、みつばちが受粉させなければできないので心配する必要はないですよ。
いちごを育てる温度について
いちごは、一度冬の寒さを経験しないと花を咲かせませんので、冬場室内で育てるなどすると、春になっても花を咲かせずいちごが収穫できない場合がありますので、いちごは冬場も日当たりのよい戸外で管理するようにしましょう。
いちごの病害虫について
ハダニやアブラムシなどの被害があります。
虫の被害にあいたくなければ、粒状の薬剤を株元にまくようにします。
口にするものですから、農薬を使用したくないという方もおいでると思いますが、その場合は、ハダニやアブラムシが嫌う葉水をするようにするか、カダンセーフなどの農薬を含まない食品添加物を使用したものもありますので、そのようなものを利用するのもよいかもしれません。
また、原始的ですが地道に手で駆除する方法も有効です。
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