暑さにも強いエキザカムの育て方、花がら摘み、切り戻しについて

四季咲き性の花

エキザカムの育て方

上手く育てれば、長い期間にわたって可愛らしい花を咲かせてくれるエキザカム。紫や、白のちいさな花や、斑入りの葉など種類も色々と出回っています。

属名の学名Exacum(エキザカム)は、ギリシャ語のex(外へ)と、ago(出す)を語源とし、かつてこの植物に解毒作用があると考えられていたことに因むという説や、ギリシャ神話のケンタウルスのガリア語の名前「Exacon」に因むという説があります。

和名では「紅姫竜胆(ベニヒメリンドウ)」と呼べばれています。

エキザカムは熱帯から亜熱帯のアジア、熱帯アフリカ原産の一年草、または多年草で日本には1920年代に輸入されるようになりました。

夏から秋にかけて次々と花を咲かせ、青紫や白、ピンクの小花が葉を覆うように咲きます。

花は一重咲きが一般的ですが、上品な趣の八重咲も人気があり流通するようになっています。

葉は長い柄のある広卵形で光沢をもち、斑入り葉品種などもあり、花には甘くほのかな芳香があります。

そんな可愛らしいエキザカムの花を、あなたも育てて楽しんでみませんか?

 

 

 

エキザカムの土について

水はけのよい土であればあまり土を選びませんので、市販の培養土で大丈夫です。

 

 

 

エキザカムの肥料について

花を長期間次々と咲かせますので、植え付けの際元肥を施すようにし、液体肥料を週に1回程度与えるようにします。

元肥については、こちらで詳しく説明していますので参考にしてみてください。

肥料が足りなくなると、葉色が悪く、花付きも悪くなりますので注意します。

 

 

生育時期に合わせた肥料について、こちらも参考にしてみてください。

 

エキザカムの日当たりについて

日光を好みますので、よく日の当たる場所で管理しますが、高温は苦手ですので夏場は遮光するなどして管理するようにします。

 

 

エキザカムの水やりについて

葉が多肉質で水分を蓄えているので、乾燥には強いのですが、多湿な環境では根腐れを起こしますので、水の与えすぎには注意します。

水やりは土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにします。

葉や花に水をかけてしまうと、病気の原因になりますので、水をやる際には株元からやさしく与えるようにします。

 

 

エキザカムを育てる温度について

熱帯、亜熱帯の比較的からっとした気候を好みます。

昼間は25度、夜間は15度程度の気温の際に最もよく生育します。

夏場などの高温の環境では生育が止まってしまい、花もつかなくなりますので、夏場は半日陰で管理するようにします。

また冬も、10度以上を保つ環境で越冬し、花を咲かせることが可能です。

耐暑性はありますが、耐寒性は弱いので0度以下では枯れてしまいますので、越冬させたい場合は室内で管理します。

戸外で管理する場合は、越冬はできませんので1年草の扱いとなります。

 

 

エキザカムの病害虫について

灰色カビ病、立枯病などがあります。

病気を予防するには、風通しをよくし、水やりは葉や花にかからないよう株元から与えるように注意します。

害虫は、アブラムシやハダニが発生しますので、風通しのよい環境を保つようにします。

 

 

エキザカムの花がら摘みについて

上手に管理すれば、長期間に渡り花を咲かせますので、こまめに花がらを摘むように心がけます。

咲き終わった花をそのままにしておくと、種をつくることに力を取られてしまい株が弱って、花付きが悪くなってしまいます。

 

 

エキザカムの切り戻しについて

特に夏場など、高温になり花付きが悪くなった場合は、切り戻しを行い、株をリフレッシュするようにします。

切り戻しを行うことにより体力を温存し、また気温が下がれば花が咲き始めます。

 

 

 

 

夏の暑い時期から秋頃まで、長く花を咲かせてくれるエキザカム。

あなたも育てて、夏のガーデニングを楽しんでみませんか?

 

 

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