ミニトマトのプランター栽培方法、剪定や仕立て方、脇芽の摘心について

野菜の育て方

ミニトマトをベランダで収穫してみませんか?

真っ赤で小さなミニトマト、ちょっとしたお料理の彩りに、お弁当に、そのまま食べておいしいですよね。

ミニトマトは簡単に、植木鉢で育てることができます。

ちょっとしたポイントを知って、おいしいミニトマトを収穫してみませんか?

 

ミニトマトを育てる土について

市販されている培養土が、簡単です。

とても根はりのよい植物なので、土は少し多めがいいかもしれません。

また、地温が高いと、トマトのお尻が黒くなる尻腐れ病に罹りやすくなります。

鉢の下に台を置くなど、夏の暑さ対策をしてやりましょう。

 

 

ミニトマトの肥料について

植え付け時に、緩効性の元肥を入れて植え付けるようにします。

元肥については、こちらで詳しく説明していますので参考にしてみてください。

黄色い花が咲いたら、10日に1回程度液体肥料を水やりの代わりに与えるようにします。

あまり肥料を与えすぎると、おいしいミニトマトになりませんので与えすぎには注意します。

生育時期に合わせた肥料について紹介しているこちらも参考にしてみてください。

 

 

ミニトマトの苗の選び方

葉が濃い緑色で厚みがあり、できれば蕾がついた状態のものを選ぶ方がよいでしょう。肥料過多の場合、つるボケといって花を咲かせない場合があるからです。

植え付け時期は、ゴールデンウィーク前後が気温が暖かくなってくるので適しています。

 

ミニトマトの日当たりについて

ミニトマトは、日当たりを好みます。

たっぷりと日差しを浴びさせ、健康な株に育てるようにしましょう。

 

ミニトマトの水やりについて

土の表面が乾いたらたっぷりと、鉢底から水が流れ出るまで水を与えるようにします。

トマトは乾燥気味の方が、味の濃いおいしいトマトが収穫できます。

水の与えすぎには注意しましょう。

 

ミニトマトの花が咲いたら

黄色い花が咲いたら、やさしく手で揺らしてやると、実がつきやすくなります。

また、初めてついた花は必ず結実させるようにします。

結実させないと、実をならせる環境が整っていないと株が判断し、実がならない場合があります。

 

ミニトマトの病害虫について

病害虫の最大の予防策は、健康な株を育てることです。

弱い株は、病害虫に罹りやすいです。

予防策として、木酢液の希釈液を苗にスプレーすることも有効です。

木酢液の希釈液は害虫を防ぐだけでなく、葉に栄養を与える効果もあります。また、そのまま土にまいても肥料代わりになります。

 

 

ミニトマトで一番注意する害虫は、オオタバコガ、タバコガです。

ミニトマトの実のヘタの近くに穴が開き、その周囲にフンがついているのがみつかればその可能性があります。

幼虫は、新芽や蕾を食べ、実に穴をあけます。

次々と他の実や蕾を渡り歩き、被害が大きくなる傾向がありますので、日々よく観察し見つけたら駆除するようにします。

新芽や蕾に卵を産み付けますので、よく見て卵のついた新芽や蕾、穴の開いた実は取り除くようにします。

ミニトマトは乾燥気味に育てるようにし、地温が上がり過ぎないように対策をして病害虫を防いでやりましょう。

地温が高すぎると、尻腐れ病に罹りやすくなります。

 

ミニトマトの脇芽の摘心と仕立て方について

ミニトマトは、そのまま育てていると脇芽が次々と出てきて枝分かれしてしまいます。

畑などで栽培する際は、主枝を1本にして高く誘引して育てますが、家庭で栽培する際は、高さを抑えられる2本仕立てでの育て方がおすすめです。

基本的には、ミニトマトは脇芽をかいてやりながら育てるのですが、最初の脇芽だけそのまま残し、主枝を2本にしてそれ以降の脇芽をかき育てていく方法です。

主枝を2本にしたら、円柱の支柱をたててそれに沿わせるようにぐるぐると行燈仕立てに誘引してやると、さらに高さを抑えて育てることができます。

また、実は基本的に実がついている枝の下の葉から養分が送られています。

収穫できるサイズまで実が大きくなれば、もう葉から養分を得る必要がなくなるので、葉をカットして葉が使う養分を新芽の方に回すようにしてやります。

緑色の実も、葉がなくとも次第に色づいていくので心配いりません。

ミニトマトの枝はハリがあり、力を加えると簡単に折れてしまいます。

もし、誘引などで枝を動かしたい場合は、2~3日水を切りしなっとさせてから誘引してやるようにすると、枝を折ってしまうことなく上手にできますよ。

 

ミニトマトの収穫方法

せっかくの家庭菜園ですから、完熟したものを収穫しましょう。

真っ赤に熟したミニトマトは、実をもって上方向にねじるようにしてやると、ヘタのすぐ上にあるコブ部分がポキっと折れ、簡単に収穫することができます。

また、ヘタが上に反り返って閉じていたら、熟したサインです。

 

 

簡単に植木鉢で収穫することができるミニトマト。

皆さんも、楽しみながらミニトマトを育ててみませんか?

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