春の訪れを告げる花、クロッカスの育て方

春夏見頃の花

色々な花色を楽しめるクロッカス

クロッカスは、アヤメ科の球根植物で草丈が5~20cmほどの植物です。

春の訪れを告げるように咲き誇るクロッカスは、育てやすい球根花としてとても人気があります。

サフランの仲間で、花が美しいことから「ハナサフラン」とも呼ばれています。

花色は、黄色、紫、白など色々な色があります。

 

 

クロッカスの土について

水はけのよい砂質の土に、元肥として緩効性肥料を入れて植え付けます。

赤玉土7、腐葉土3を混ぜたものを利用するか、市販の球根専用用土を利用するのも簡単でおすすめです。

鉢植えの場合は、同じ品種の球根をびっちりと浅く植え付けるようにすると、花が咲いたとき美しく楽しむことができます。

植え付ける前に、1,000倍に薄めたベンレート液に30分浸して消毒してから植え付けると、発芽率が良くなります。

 

 

クロッカスの肥料について

球根を植えつける際に、元肥として緩効性肥料を混ぜるようにします。

発芽後は、月に1~2回、1,000倍に薄めた液肥を与えて追肥します。

開花後は、カリ成分の多い肥料を与えると球根が大きく育って、来年も球根から花を咲かせることができます。

 

 

クロッカスの球根の選び方、保管方法

球根の選び方、保管方法についてはこちらで詳しく説明していますので参考にしてみてください。

クロッカスは、親球根の上に新しい球根が自然につきます。

初夏に球根を掘り上げたタイミングで、子球根がついていたら分球して親球根と同様に乾燥させて秋まで管理します。

小さすぎる球根は、植えてもよく育たないので破棄し、大きく育ったものだけを残すようにします。

 

 

クロッカスの日当たりについて

日光が大好きですので、日当たりのよい場所で管理します。

 

 

クロッカスの水やりについて

クロッカスの水やりは、植え付けから開花までは土の表面が乾いたら、たっぷりと鉢底から流れ出るまで水やりを行うようにします。

水のやり過ぎは、球根が腐ってしまう原因になりますので注意しましょう。

見栄えを良くするため、密に植え付けている場合は特に過湿により球根が腐る可能性が高くなりますので、十分注意しましょう。

開花時には、花に水がかかってしまうと花びらが傷んでしまいますので、水やり時花には水がかからないようにしましょう。

 

 

クロッカスの病害虫について

クロッカスは病害虫に強い植物ですが、過湿は嫌いますので注意しましょう。

過湿なまま管理していると、球根が腐ってしまうことがあります。

 

クロッカスの花がら摘みについて

クロッカスの花をそのままにしておくと、種を作ることに力を取られて球根を太らせることができませんので、花はこまめに摘み取るようにしましょう。

花を摘み取った後も、初夏のころまでは葉で光合成させ、球根に栄養を蓄えさせます。

 

 

クロッカスの花を長く楽しむ植え方について

どうせなら、クロッカスの花を長く楽しみたくはありませんか?

まず、鉢に少し土を入れ普通のクロッカスの球根を植え付けます。

その上にまた覆土し、下に植えた球根に重ならないように、早咲きのクロッカスの球根を二層(ダブルデッカー)に植えます。

ダブルデッカー、トリプルデッカーについては、チューリップの育て方のところでも説明していますので、よければ参考にしてみてください。

そうすると、早咲きのクロッカスの花が咲き終わっても、普通のクロッカスの花がまた咲き始めますので、長くクロッカスの花を楽しむことができますよ。

 

 

 

とても丈夫で育てやすいので、ガーデニングビギナーにもおすすめの春の花です。

あなたもクロッカスを育てて、春のガーデニングを楽しんでみませんか?

 

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